認可、認可外 保育所の件で役所へ。驚きの待機児童数・・・

 

さて、

認可保育所、および認可外保育所、

どちらのパターンのケースでも、

その新設をしたいというお話が当事務所へぽつぽつ入ってきます。

 

で、昨日は、情報収集および確認事項の確認作業の要件で、

大阪市役所へ。

 

2010.07.22-1.JPG

2010.07.22-2.JPG

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

   

  

お国のほうでは

『 待機児童解消! 』 とか言ってますが、

 

新規に 『 認可 』 保育所を設置する ということは、難しいの現実です。

 

≪ ハードルが高すぎます。 ≫

 

施設整備についての資金計画、多額の寄付集め、

保育士等の手配およびそれに対する人件費への手立て、そもそものお金の面での事業計画。

社会福祉法人設立での地域代表理事の人選や、評議委員の人選、地縁。

およびそもそもの設立認可申請での審査。。。。。

周辺の既存認可保育所からのクレーム等々。

 

また、 『 待機児童 』 というものの カウント での  『 定義 』 の問題。

措置 か 自由契約 か みたいな観点から、

結果として、 現実味のない 待機児童数 となってしまうこと。

 

下は、大阪市待機児童データ

 

2010.07.22-3.jpg

 

一般の方は、

これを見た場合の感想は

『 はぁ、なんですかこれは・・・・ 』

と驚かれるのが普通です。

 

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

   

  

問題の 『 定義 』 からすると、 待機児童 0人 エリア が多数登場します。

 

これは何も、大阪市だけのことではない。

 

大阪府下版もありますが、 待機児童 0人 の自治体が多数登場します。

 

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

   

  

おそらく、国が 『 本気で対処・改革します 』 なんていったところで、

問題の 『 定義 』 が使われる以上、なんらの改善にはならないと思います。

現場の情報が大臣クラスまで上がっているのかどうか・・・・

  

数年後、

対象年齢人口の自然減で、

「 待機児童は解消されました。 」 なんていうことになるんだろうと想像します。

  

現場サイドでは、

「 現在の保育ニーズ急増 はわかるが、 数年後は対象年齢自然減となるので・・・・ 」

とのことで、積極的に 増設 とはなっていない様子。

そりゃそうでしょ、そもそもの 財政難 があるわけですから。

 

  

国の、政治の 人気取りでの 方針・発言 と

現場での 方針 には 

大抵、どの分野にも 落差 があります。

  

 

今の政治って、そんなもんですね。

きれいごと並べて人気取り。。。

 

 

もっと、民間でなんとかしないとね。

 

 

 

http://www.tamai-office.com/